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事例発表

事例発表A会場

1.鈴鹿市青少年対策推進本部で取り組む「早寝早起き朝ごはん」運動
鈴鹿市教育委員会教育長 水井健次

鈴鹿市の教育として平成19年度より力を入れて取り組んでいる2つのネットワーク作りがあり、
1つは「学びのネットワーク」であり全ての子供たちの学力保障を目指している。
2つ目は「安全安心のネットワーク」であり、健全育成と安全安心対策を推進している。


 

健全育成対策として「早寝早起き朝ごはん」運動の取り組みを実施している。
情報誌の発刊、市内大型店でのキャンペーン、出前講座、ラジオ体操を通した普及活動をおこなっている。


 

学校と連携して「ノーテレビ・ノーゲームデー」を実施し、小学校では劇や授業を通して推進している。
これらの活動を通し子どもの生活習慣の向上を重点的に継続的取り組みを目指している。


 
1.白山市生活リズム向上プロジェクトによる取り組み
白山市教育委員会生涯学習課社会教育主事 東雅宏

冊子「生活リズムモンスター攻略ブック」を用いてゲーム感覚で毎日の生活リズムを記録し改善に向かわせる取り組みを実施している。
生活リズムを妨げるものを3つのモンスターに見立て、子どもが生活リズムを整えることでダメージを与え攻略するものである


 

子どもや保護者から、「早寝早起きするとご飯が食べられるようになった」「学校で元気だった」「子どもが楽しく取り組むことができた」など効果が感じられる意見が多く寄せられた。


 

実施した結果、次のことが明らかになった。
1.早寝ができるようになることで早起き、朝食をしっかりとることができるようになる。
2.就寝時刻が早くなるとテレビやゲームの時間減少につながる。
3.子どもに興味を持たせることで、具体的目標を持ち主体的に取り組むようになる。
費用や詳しい実施方法などの質問が多く出された。


 
3.「石川県の取り組み」~早寝早起き、朝ごはんをしっかり食べ、心も体も健やかに~
全国学校栄養士協議会 理事 田川恵子

平成20年度石川県教育委員会の事業として「いしかわっ子いきいき食育推進事業」を実施した。
栄養教諭所属校の食生活や生活習慣の調査をして分析した。


 

調査の結果、朝ごはんの指導を中心に食に関する指導プログラムを作成し、保護者から募った朝ごはんメニューを冊子にして配布、給食便り・食育通信による紹介、ケーブルテレビを利用した普及、PTA活動として朝ごはんメニューの実演など幅広い普及活動を実施している。


 

石川県栄養教諭・学校栄養職員研究会において食に関する指導に活用できるプレゼンテーションを作成し、小学校高学年、中学生に対して学級活動等で活用している。


 
4.生活リズムは生活習慣にどのような影響を与えているか:現場の事例から実態を捉える
揖斐幼稚園園長 佐木みどり
ながら幼稚園教務主任 細川志保
むつみ学園教諭 信夫さおり、竹中妙子

子どもの教育現場で日々子どもに関わっている幼稚園教諭の立場から、アンケート調査では得られない、具体的な事例を通して、子どもの生活習慣の問題を明らかにした。一園だけではなく三園の合同発表であり幅広い子どもから事例を選択している。


 

朝ごはんを食べない、お昼寝問題、親の都合など5つの事例を挙げ、生活の多忙化、親の生活が中心、子育ての責任と自覚のない親などの問題が浮き彫りになった。


 

提言と今後の課題を次のように挙げている。
1.「私は私」から「みんなの中の私、家族の中の私」へ
2.親としての自覚と責任の再認識
3.親の就労に対する企業への働きかけ
4.「早寝早起き朝ごはん」の本質的な啓蒙活動の必要性
5.幼稚園・保育所などとして質の確保と支援の方向性の検討


 
5.「地産地消で笑顔満開~米にコメた故郷の未来~」
海津明誠高等学校 3年門脇由佳、牛ノ濱綾子、羽迫未来、水野千晶、2年岡田侑巳

本発表は、「平成21年度全国高等学校家庭クラブ研究発表大会(青森大会)文部科学大臣賞受賞」研究である。
5名で力を合わせて発表した。


 

学校家庭クラブ活動を通した食育を実施することを目的とした。
それは学校と家庭の両方での食育を考え、健康で楽しい食習慣が身につき、地域の活性化につながることも目指している。


 

地産地消にこだわり、海津で取れる米のハツシモに注目した。
科学的な実験に基づいた地場米ハツシモの特性を生かしたアイデア料理の開発や食生活の改善を目指した。


 

アイデア料理の開発として、手軽・おいしい・栄養満点をテーマにお米ランチレシピコンテストを実施した。
その結果、1位は、ハツシモ玄米コロコロコロッケとなった。
他にも玄米の枝豆バーグやハツシモしゅうまいなどがある。


 

長年続けている高齢者配食弁当に旬の食材と合わせてハツシモを使用した料理を加えたり、農業祭に出店しハツシモ米粉パン販売した。
また道の駅では、ランチメニューとして料理を商品化した。


 

食への意識を高め、豊かな食生活を送るために生徒の主体的な活動を求めようと、8日と18日「明誠・米の日」と設定した。その日は米を主とした手作り弁当を持ってくることとし9割が持参するようになった。
また、これにより家族とのコミュニケーションも深まった。このPR活動として、キャラクターやテーマソングを作成したり、校内放送、料理講習会などを実施したりした。


 

学校・家庭・地域が連携し、「食」は「命」であることを伝え、地産地消を生かした食生活の改善をさらに遂行していきたいと意気込みを伝えた。


 

事例発表B会場

事例発表Bは11号館4階の教室で行いました。90名近くの聴講があり、6題の発表が行われました。


 

総純寺学園 五十川由実先生、若草幼稚園 吉野真理子先生、清流みずほ幼稚園 竹内かおり先生からは、保育園における食農教育の現状、楽しい食事を通じた生活習慣の確立を図る取り組みについて報告がありました。


 

佐渡市立金井小学校の庄山佳代子先生からは、ラジオ体操を活用した夏休み中の生活習慣づくりに関する報告がありました。


 

高山市南小学校の長瀬真一先生からは、「夏休みのしおり」を使った生活習慣づくりについて発表がありました。
「時間を決めて、朝できることをつづけよう」と呼びかけ、子どもたち自身が小さな目標を立てる。実行できたら校長先生からご褒美が出るという取り組みでした。


 

高山市立山王小学校の川原 毅先生からは、朝食を食べることの普及啓発だけでなく、現実に朝食を食べてこない子供への個別対応の試みについてお話がありました。


 

岐阜県笠松小学校の樋口敦子先生からは、生活点検表「いきいきカード」を使って、子ども自身が保護者と一緒に生活習慣を見直す取り組みついて発表がありました。


 

本学出身の橋本真奈美先生(伊那市立伊那小学校・学校栄養職員)からは「朝ごはんと欠食ゼロの試み」と題し発表がありました。
ケーブルTVを活用した普及啓発活動の取り組みなどについて紹介がありました。


 

一宮市立木曽川中学校の柵木嘉和先生からは、24時間時計とその活用法などの取り組みの紹介がありました。
また、学校保健委員会を活用して、地域や保護者を巻き込むことの重要性についてお話がありました。


 

学校現場で子供たちの生活習慣づくりに取り組んでいる先生方等から、それぞれの発表について、活発な討議が行われました。


 

最後に、生活習慣づくりのため情報交換に努めることや、どんな取り組みも継続して実施していくことの大切さを参加者一同で確認しました。


 
親子の調理実習「親子で脳を働かせる朝ごはんを作ろう